カセットテープ・レコード

阿久悠を聴く その1

作詞家、阿久悠が亡くなって2017年がちょうど10年さらに生誕80年にあたる年として、この年はメディアやイベントで数多く彼の功績が取り上げられました。阿久の生涯をたどるドラマや手掛けたヒット曲で構成されたリスペクトコンサートなどが行われたメモリアルイヤーでした。また、さくこの年に初めて阿久悠を知った若い世代の方も多いかもしれません。

そこで、アナログファンでも阿久悠作詞の曲の主にレコードを聴きながら彼の功績を紐解いていきたいと思います。

阿久悠作品をまとめたデータブックが出た!

阿久悠の作品をまとめたデータブックが2017年に出されました。それが作詞家・阿久悠の軌跡 没後10年・生誕80年 完全保存版。この本は、シングルA面ディスコグラフィーはジャケット写真入りで、その他にB面曲、アルバム収録曲、未発表曲などが年代ごとにまとめられているデータブック。歌手別、作曲家別の提供作品一覧など阿久作品のすべてをこれ一冊で知ることができます。桜田淳子、大野克夫などのインタビューや寄稿記事なども収録されています。

阿久悠のシングルA面デビューのレコードとは

まず気になるのは、阿久悠のデビュー作品はなんだったのかということ。このデータブックををもとにに阿久悠が最初に出かけたシングルA面曲を探してみると、意外な曲がリストアップされていました。

早速そのシングルレコードを探して購入。そのジャケットがこちらです。

阿久悠のシングルA面デビュー曲は、「トッポ・ジージョのワン・ツーかぞえうた」。1966年(昭和41年)の作品です。ちなみにシングルB面曲の作詞はこれより早く、1965年のザ・スパイダースの「フリフリ」が最初の曲。

1966年は阿久が宣引社を退社し放送作家として独立した年。そのときにTBS系で放送されていたトッポ・ジージョの劇中歌を作詞したのがA面レコードとしてのデビュー作。

「トッポ・ジージョのワン・ツーかぞえうた」のジャケットにある「阿久悠 作詞」の文字。すでに作詞家としてはデビューしていた阿久ですが、A面ジャケットに刷られた自分の名前を見た時に彼はどんなことを思ったのでしょう。

かぞえうたは10番まであり、「(8)エイトと来りゃ、エイエイオー」など各番英語の発音からもじっただじゃれで展開させていく内容です。

「トッポ・ジージョのワン・ツーかぞえうた」は歌謡曲ではありませんが、阿久悠作品のスタートの曲として知っておきたい作品です。

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