フィルムカメラ

フィルムが好まれる理由

2016/12/06

デジタル全盛のいまになってもフィルムが好まれる理由はいくつかあります。アンティークカメラを使う楽しさや現像後でないと撮影結果がわからないところに面白みを感じるという場合もあるかもしれません。その中でもフィルムでしか表現できないことに惹かれる写真家が多くいます。

フィルムは丸い粒子で構成されている

フィルム粒子

上はカラーネガフィルムを透過した写真です。葉がたくさんついているところを撮った写真です。
この写真はフィルムのほぼ等倍で写したもの。ここからフィルムを拡大していくと丸い粒子で構成されているのがわかります。実際には顕微鏡のようなもので見ないと粒子の細かさまでは見えないのですが、ズームで拡大してみました。

フィルム粒子

それがこの写真。なんとなく輪郭部分が柔らかになっているのが見て取れます。

もしこれがデジタルデータであれば四角いドットが見えています。この写真自体もデジタルデータなのですが、拡大ズームで撮影しているのでドット目は見えてないはずです。

粒子で構成されているフィルムからプリントされた写真は、輪郭が柔らかに仕上がります。それが見た目に感じるのでデジタルデータからプリントされた写真と比較すると明らかに違いが分かります。

柔らかい画像と堅い画像、どちらが質が上であるとか良いかという比較ではなくこれは個人の好みからの選択余地の部分です。堅調な画像を好んでいたり表現として使いたいのであればデジタルデータは打って付けということになります。反対に柔らかさを画質に求めるのであれば最終的にはフィルムにたどり着くことでしょう。

デジタル写真とフィルム写真が共存しているということは、プリント表現の選択肢が二つあるという言い方もできるわけです。

フィルムカメラというよりフィルムからプリントされた写真がなんとなく見ていて落ち着くとか気に入るのであればフィルムを使った撮影を試してみる価値はありそうです。フィルムカメラにはまり込む可能性は高いでしょう。

これまでプリントにデジタルとフィルムの違いがあること自体知らなかったという場合は、これから意識してプリントを鑑賞してみてもおもしろいです。写真展ではタイトル表記のところにプリントの方法について明記されてる場合があるのでフィルムから起こされたプリントであることを知ることができます。プリント技法による違いを鑑賞するという方法もあります。

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