プロ野球の応援歌レコードを聴く
2019/01/31
プロ野球の応援歌はいまでこそ各選手ごとに作曲されて私設応援団の演奏で盛り上がっていますが、かつての昭和は球団の応援歌があるくらいでした。プロ野球の応援歌のレコードも探してみると案外あるもので、手元にあるものを紹介します。
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カープ球団歌「それ行けカープ」は初優勝の1975年リリース
広島カープが初優勝した年にリリースされたのが「それ行けカープ」。
広島東洋カープの球団歌の「それ行けカープ 〜若き鯉たち〜」。現在でも試合の7回の攻撃前にはこの曲が流れ、ジェット風船が飛ばされます。この曲は1975年のリリース。そしてこの年に初優勝を果たすという幸運にも恵まれ大ヒット。
歌っているのは、塩見大治郎。2014年からカープファンの著名人がリレーでこの曲を歌った動画が公開されています。2017年版には、塩見大治郎も登場。
「それ行けカープ」2017年版はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=_kh1xnAIkXY
板東英二が歌う「燃えよドラゴンズ」
1974年に巨人のV10を阻止したのが中日ドラゴンズ。それを記念してリリースされたのが「燃えよドラゴンズ」。タイトルはブルース・リーの「燃えよドラゴン」をもじったということは誰でも想像するところ。この曲のサビ部分「いいぞがんばれドラゴンズ」のフレーズは翌年リリースされヒットした間寛平が歌う「ひらけ!チューリップ」のサビとやや似ています。それもそのばす作曲者はどちらも山本正之によるもの。こんなところを聞き比べてみるのもおもしろいかも。
そしてこの曲で注目したいのはこの歌を歌っているのが板東英二というところ。若い世代には板東英二はタレントと思っているかもしれませんが、彼はもとは中日ドラゴンズの投手。若い板東さんの歌声も聞きどころです。
豪華メンバーのジャケ 歌うのは細川たかし
この曲はセントラルリーグの連盟歌となってますが、知っている方はほとんどいないのではないでしょうか。しかし、このジャケットに登場する選手の豪華さには目を奪われます。王、田淵、山本浩二、星野、平松、松岡とセリーグを代表する選手たち。いまも球界を代表する名選手ばかりが揃ったこのショットは今ならジャケ買いしてもおかしくないほど豪華な顔ぶれ。曲よりもジャケットのほうが価値があるかなと個人的には思っていますけど。
メインで歌うのは細川たかし。他の選手たちは一緒にフレーズパートを歌っています。
長嶋選手の引退を惜しむ曲
TBSラジオの「伊集院光とらじおと」という番組に「あれコード」を聞くコーナーがあります。「あれコード」とは、。「あれ」な人と言うように、ちょっと「あれ」なレコードを指した造語。少し風変わりでおバカなレコードを紹介しているコーナーなのですが、そのコーナーでぜひ紹介してほしいと思うのがこのレコード。
「ミスターは背番号3」がA面ですが、B面にある「長嶋さんありがとう」の歌詞がとてもおもしろいのです。現役時代の長嶋さんを称えながら、引退してしまうことを残念がる内容。若い女の子が綴る日記のような文体が昭和っぽいです。歌うのは、「ヒーロー」。まったく誰かはわかりません。いつかどこかで聞く機会があればぜひご視聴を。
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