【ジャケ鑑賞】追悼 志村けん 『東村山音頭』
2020/04/01
レコードジャケットを鑑賞するシリーズ、「ジャケ鑑賞」。今回はザ・ドリフターズの志村けん『東村山音頭』のジャケットを鑑賞していきます。
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志村けんの出世作 東村山音頭
2020年3月29日コロナウィルスにり患した志村けんが逝去されました。ご冥福をお祈り申し上げます。
今回は、志村けんの『東村山音頭』のジャケットの鑑賞です。
ジャケットには、志村けんと加藤茶の顔写真だけを切り抜いたコラージュデザイン。二人の写真のライティングが違うところからこのレコード用の撮影ではなくストックから選別して使用したのではないでしょうか。
当時はコミックソングが多く作られていて、コラージュやイラストデザインのジャケットもよく見かけます。昭和の時代背景からみると子どもウケするデザインとしては十分手ごたえあるものだったと思います。
この曲は志村けんにとって出世作となります。志村けんが昭和49年にドリフターズに加入してすぐには芽がでませんでした。前メンバーの荒井注の人気は超えられない日々を過ごしたと言います。そんなときに志村けんの人気をつかんだ曲が東村山音頭でした。
「8時だよ! 全員集合」の番組内で子どもの頃からよく聞いていた地元のご当地音頭を歌ったところ火が付きました。この曲を歌った頃から志村の人気がブレークしていました。
レコードジャケットを改めてみると、加藤茶の『はじめての僕デス』とのカップリング。この曲はNHK『みんなのうた』の採用されていてA面はこちらの曲。『東村山音頭』は、B面扱いでした。
『東村山音頭』は、もともと東村山の農協がご当地ソングとして昭和38年に制作したもの。最初のレコードでは、三橋美智也が歌っていました。それを子供のことに聞いていた志村が自分のギャグとしてアレンジして世に知らしめました。
東京の東村山というマイナーな地名を全国区までにした功績も大きい一曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=XnTEIOnG_g4
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