フィルムカメラ

色あせたカラースライド鑑賞がじわじわくる

2019/01/21

1980年代頃までの海外旅行先でよく見かけたのが、風景写真などのカラースライドフィルム。拡大ビュワーとセットなって売っていて、旅から帰ってしばらくは眺めてみるもののそのうち飽きられてしまうという海外土産の定番でもありました。

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昔なつかしいカラースライド

特に香港ではよく売られていて、いまだに家の押し入れに眠っているカラースライドがあるのでないでしょうか。今回はその香港土産の古いカラースライドの鑑賞を楽しんでみます。

カラースライドは、20枚ほどがワンセットになっていてマウント加工されています。風景や夜景などテーマごとにパッケージされていました。

ビュワーにマウントスライドを上から差し込み鑑賞します。ビュワーは乾電池で点灯するタイプ。マウントを差し込むとそれがスイッチになってビュワー内部のライトが光るという単純な構造ですが、なかなか便利な一品。通常のカラーポジを手軽に見るのにも重宝しそうです。

多分40年近くは前に作られたのではないかと思われるスライドの色は退色してしまい、セピア色を通り越して赤く変色しています。それでも写っている像はしっかりとみることができるので写真として鑑賞することは可能な状態です。

当時の香港の面影、といってもこの写真だけ見るとあまり今と変わらない部分も多いみたい。撮影地などは詳しい情報の明記はありません。

香港にツアー旅行で行くと、必ず連れていかれる「水上レストラン JUMBO」の写真。JUMBOは今でも現役で営業中。何十年ぶりかに数年前にも行ったのですが、料理の味は相変わらずでした。いろんな意味で昔の香港ツアーの生き字引のようなお店です。

自慢の香港夜景も赤一色です。こうなるとモノクロ写真のように想像力で色を思い出そうとしてこれもなかなか楽しい鑑賞であることに気が付きます。じっくりと見続けるとじわりじをりとその面白みが伝わってくる感じでしょうか。

古いスライドフィルムの鑑賞もアナログホビーとして加えておきます。

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