フィルムカメラ

チェキフィルムで撮る アナログクラシックカメラ JollyLook

クラシックカメラタイプのインスタントフィルムを使ったアナログカメラがあります。そのカメラとは、JollyLook。クラウドファンディングで人気を集めて、現在は一般販売もされています。そのJollyLookを購入して試してみました。

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チェキフィルムが使えるインスタントカメラ

JollyLookは、ヨーロッパで作られたヴィンテージカメラを模したインスタントカメラです。撮影方法もヴィンテージカメラとほぼ同じ方法で撮影できるアナログカメラ。カメラの持つ雰囲気も撮り方もアナログ感満載の一台です。

JollyLookは、ボックスに収納されていてふたを開けてカメラを組み立てるところから始めます。外観のパーツは紙製。フィルムのカートリッジを入れる部分などはプラスチックが使われています。

JollyLookは、富士フイルム製のチェキのインスタントフィルムを使って撮影します。裏ぶたを開けてチェキフィルムのカートリッジを入れたら準備はOK。ヨーロッパで作られたJollyLookですが、日本国内で入手しやすいチェキフィルム仕様になっているのはうれしい部分です。

シャッタースピードは、1/250秒の1/150秒どちらかを選択する方法とマニュアルでバルブ撮影の二択です。そのシャッタースピードに合わせて、レンズの絞りを選び露出を決定します。マニュアル撮影の知識が要りますが、ここがアナログカメラの楽しいところでもありますね。

レンズの絞り値は、f/8,f/11,f/16,f/22,f/32,f/45,f/64の7段階。レンズの焦点距離も4段階の目安で設定する方式です。

撮影時のカメラを上から覗くと上の写真のように見えます。シャッターの巻き上げにもなっているビューファインダーを引き上げてそのファインダー越しに被写体のフレーミングを決めます。ただし、ファインダーとレンズ位置がずれているパララックス式なのでファインダーで見えているより下方向に向けるのがコツのようです。

手持ちでも撮影できますが、三脚や土台になる部分にカメラを据えて撮影してもよいでしょう。

撮影後は、ハンドルを回してチェキのインスタントフィルムを巻き上げます。撮影したフィルムを取るとすでに次の撮影のスタンバイができています。チェキのインスタントフィルム10枚分を続けて撮影可能です。

チェキのフィルムを取り出すと数分で画像がインスタントフィルムに現れます。インスタントフィルムの楽しいところは、その場で現像されて画像が見れるところです。デジタルカメラの即座に画像を見るのとはまた違ったドキドキ感も味わえます。

JollyLookは、露出の決定からアナログ方式なので撮影に失敗することもあります。上の写真は、露出オーバー気味や被写体とのカメラの距離がずれてピントがクリアに写らなかった作例。このような失敗例も起こりますが、その中にはアナログカメラでしか味わえない作品も撮れるはずです。

JollyLookでカメラの露出の基礎を学んでみるのも楽しいですし、アナログカメラのだいご味を味わってみるのもおすすめです。

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