中古カメラ修理 モルトプレーンの貼り方
2019/01/31
古いフィルムカメラはどうしても部品などに劣化が生じます。特に劣化が起こるのがカメラの内面反射を防ぐためにつけるモルトの部分。スポンジ状のモルトは時間が経てば劣化するので定期的な貼り変えが必要です。そのモルトの貼り方について解説します。
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モルトの貼り変えに必要な道具を揃える
まずはモルトの貼り変えに必要な道具を揃えていきましょう。
必要なものはこちら、モルトを切るカッター、カッターマット、ピンセット、定規、スポイト。
モルトプレーンは、厚さと裏のりの有無などの種類から選択します。写真は1ミリの厚さの裏のりがついているモルト。裏のりがあるほうが貼り付けるのに便利です。
接着部分をクリーニングしてから新たに貼る
裏ぶたの重なる部分につけられたモルト。すでに経年による劣化でスポンジ部分はほとんどない。接着剤の部分はついている状態。
劣化した接着剤の部分をはがすために、シールはがし液をスポイトを使い接着剤跡に流し込みます。液を含ませたら、ヘラで削り取ります。
接着剤がきれいに取り除けたら、新たなモルトを貼りつけていきます。準備しておいたサイズを測ったモルトを貼ります。
新たなモルトを張り替えた状態。この手順で劣化したモルトの部分を新たに張り替えていきます。
裏ぶたの端はまる溝の部分は、貼り付けるときに裏のりが周辺に付きやすいので貼りにくいことがあります。そのときには、最初にアルコール液を綿棒につけて周囲の溝に塗っておくと貼りやすくなります。
モルト貼り替えに必要な道具
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