人気のBCL受信機 「スカイセンサー5500」
2019/01/31
BCLが流行り始め70年代になり、本格的なBCL受信機も数多く発売されます。その中でも人気シリーズとなったのがソニーのスカイセンサー。その初期の機種として登場したのが「スカイセンサー5500」。この機種がヒットしたことで後継機のシリーズも生産されました。今でも人気のある「スカイセンサー5500」を紹介します。
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今も人気のソニー スカイセンサー5500
スカイセンサー5500は、1972年6月に発売。短波、中波、FMの3バンドのラジオ受信機。計器やボタン類がずらりと並び、飛行機のコックピックの一部のようにも見えるスタイルは今でも男子の心をくすぐるデザイン。5500のデザインをもとに後継機もバージョンアップされていきます。
機体上部には、アンテナ、電源、タイマー、メーター表記切り替え、受信強度のスイッチ。タイマーはこの機種の特色のひとつ。1時間まで設定でき、電源をオフにしてタイマーを入れると本体の電源が入るようになっています。メーターを回すところがアナログらしくてとてもいい。
アンテナはポップアップ式。使わないときは本体に収めることができ、ボタンを押すとポンッと飛び出す仕組み。こんな地味ながらも遊び心がある仕組みが当時の若い世代にも受けたのでしょうね。
チューニングメーターは側面に配置。スカイセンサー5800からは本体正面にメーターがつきますが、それまでは側面についてます。大きな口径のメーターで微妙なチューニングがしやすい設計です。
チューニングメーターの下には、イヤホンを格納できるイヤホンポケットが装備。なくてもいいのだけど、こんな隠しポケットも男の子はなぜか好きです。映画のスパイ機材のようにも思えてくるのかも。
なんとFMトランスミッター機能搭載されています。同じ機種を持っていればトランシーバーのように通話ができるという機能。使ってみたくなります。
今手にしてもワクワクしてくる機能満載のこのラジオ、40年以上も前に作れらていたのです。保有しているこの機種はラジオとしても正常に作動します。チューニングしながらラジオを聞くのが本当に楽しくなります。道具選びは大事だと思うと同時にいいものは時間が経っても色あせないものなんですね。
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