カセットテープ・レコード

100円グッズで作る フィルムケーススピーカー

2019/01/19

アナログカメラを使いフィルムを使って撮影する方なら使用済みの空きフィルムケースをいくつか持っているのではないだろうか。フィルムケースは密封性に優れていて、簡易防水の小物入れとしても重宝する。しかし、あまりたくさんあっても持て余してしまうものだ。そんなときにフィルムケースを使ったスピーカーがあることを耳にした。

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自作スピーカーは優しいアナログ感を持った音

2003年にiPod用スピーカーとして商品化されていて、今また復刻発売されているとのこと。これを見てフィルムケースは手元にあるので自作でも作れないかと探ってみたところ、それを実現できるものを発見。しかも100円グッズだ。108円で買えるスピーカーとフィルムケースがあれば作れるスピーカー作りを紹介しよう。

ここで使用するのが、ダイソーで販売されていた「耳もとキューブスピーカー」。正方形の小型のスピーカーひとつのモノラルスピーカーだ。ちょうどこのサイズが使えそうだと思い、調達してみた。

まずは、スピーカー面を覆っている黒い部分のプラスチックカバーを外す必要がある。この部分、カバーと本体部分はきちんとはめ込まれていてなかなか簡単には外れない。ここは強硬突破でカバーの網目部分をペンチの先で破きながら外していった。この作業が案外大変。カバー部分とスピーカー面は近いのでスピーカー内部を傷つけないように取り外さないといけない。

カバー部分を外すことができたら、フィルムケースのふたを外した状態でスピーカー部分に被せてみる。

するとほとんど奇跡的にほぼ口径が同じ。フィルムケースがすっぽりとスピーカー部分に収まる。このスピーカー部分の上にフィルムケースを置いた状態で音楽プレーヤーと接続する。

フィルムケースを置かないで音楽を再生すると乾いた感じのまさにモノラルといった感じの音になる。そこにフィルムケースをかぶせてみると、ケースに反響した音が柔らかい音質に変化させる。買った状態で使用するよりも優しいアナログ感を持った音になる。

この段階ではフィルムケースはスピーカーの上に置いたままの状態だが、安定して使いたいのであればケースを接着剤などでスピーカーに取り付けてもいいだろう。

またこの「耳もとキューブスピーカー」は音を大きく増幅させるものでなく、デジタル音楽プレーヤー用にできている商品。音楽プレーヤーからの音源を利用して使ってみてほしい。

フィルムケースの活用にもなりアナログつぽい音も楽しめるのでまさに「アナログファン」には一度試してもらいたい自作スピーカーだ。

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