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【ソノシートマニア】東京オリンピックを聴く

2019/01/31

2020年東京五輪の開催が近づくにつれ、1964年の東京五輪を振りえることも多くなりました。この当時はちょうどソノシートが全盛の時代。探してみると東京五輪を収録したソノシートはいくつも見つかります。そのなかのひとつが月刊朝日ソノラマから発行された特集号。

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来る2020東京五輪と比較するための好材料

2020東京五輪のベールはまだ未知数ですが、その前に前回の東京五輪がどんな雰囲気だったのか知っておいても悪くはないはずです。その手はずとして当時のソノシートを聞いてみるのもひとつの方法でしょう。

月刊朝日ソノラマの1964年の12月号。この号は東京オリンピック特集。NHKの実況放送を使い、ソノシート用に編集したもの。開会式から閉会式までソノシート2枚半分収録されています。

ソノシート盤の中央には「TOKYO 1964」の文字が入った特別版。音だけでたどる東京五輪の当時の様子。イマジネーションが高まり、映像を見ているより想像力が豊かになる感じ。

雑誌本体にも写真と記事があるのでそれを合わせてみることで、オリンピックの盛り上がりを改めて振り返ることができる内容構成です。有名な試合な実況も今聞いても緊迫感が感じられます。

さて、2020東京五輪はどんな盛り上がりを見せてくれるでしょうか。2020年の開催時には映像も8Kで放送される時代に、あえて音声だけの記録版を作ってみるのもおもしろいかもしれませんね。

カンサスジャズの演奏も聞きどころ

この号は東京オリンピック特集号ですが、五輪以外の記事も掲載されてました。そのひとつがカンサスジャズ。米国中西部のカンサスで演奏されるジャズを紹介しています。ソノシートでジャズの曲を収録。

1930年代から花開いたカンサスジャズの解説はソノシートのナレーションでもされています。私たちにもなじみのある「シング・シング・シング」などの名曲が収録されていました。東京オリンピックの特集と合わせて4枚のソノシートが入っています。

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