バルナックカメラの使い方
2019/01/31
アナログフィルムカメラは様々な種類がありますが、アナログ感を徹底的に突き詰めていくならバルナックカメラに行き当たるのかもしれません。そこで使うことにしたのがライカⅢa。製造されたのは1935年ごろ。2017年現在からするともう82年前に作られたカメラです。
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バルナックカメラの使い方は少し特殊
1935年のドイツといえばナチスドイツが支配していたころ。ナチスドイツの支配下とはいえ、群を抜いて質の高い工業製品を放っていたドイツのカメラはいまでも手入れがされていれば現役で使えます。
バルナックカメラのフィルムの装填は少しコツが必要です。フィルムは、裏蓋を開けて装填します。ロックキーをaufと書かれたほうに回すと蓋が開きます。
裏蓋の内側にもフィルムの入れ方を簡単に説明したイラストが入っています。
バルナックカメラにフィルムを入れるときは、フィルムの先端10センチほどをカットする必要があります。この部分をカットしないとカメラ内部でひっかかてしまうため。しかし、フィルムをカットせずにテレフォンカードのような薄い板状のものをはさんで装填するという方法もあります。ここではフィルムカットの方法を解説していきます。
巻き取り軸のスプールを取り出し、フィルムの先端を取り付けます。カメラの幅に合わせてフィルムをスプールに取り付けておきます。
フィルム本体とスプールをカメラに取り入れます。途中でフィルムがひっからないように注意。フィルムを取り入れたら、巻き上げノブを回してフィルムが巻き取れるかを確認。ここまで出来上がれば裏蓋を閉じます。
バルナックカメラはマニュアル露出設定
露出設定は当然マニュアル設定です。露出計もついていないので、露出計を使って露出を測ります。露出計がなければ、天候に合わせた露出値を目安に設定していくといいでしょう。
レンズの絞り値を設定します。
そしてシャッタースピードを設定すればマニュアル設定は完了です。
最初は慣れないかもしれませんが、一度一通りの手順を踏んでしまうと案外簡単にできてしまいます。
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